餃子？饅頭？いいえ、両方でもあり、どちらでもない新感覚スイーツが誕生しました。
栃木県が誇る二大名物「宇都宮の餃子」と「日光の和菓子」の職人技が融合した新スイーツ、その名も「餃子饅頭」。
見た目は餃子そのものでありながら、口に入れた瞬間に広がる和洋折衷の甘さ。新しいスタイルの焼菓子として、早くも「新・栃木名物」の呼び声高い逸品です。
新しい食文化の融合
「餃子饅頭」は完璧な餃子のフォルムなのに、口にした瞬間に広がるのは上品な甘さという、なんとも不思議な見た目と味のギャップ。宇都宮餃子会加盟店「さつき」と創業1804年の日光老舗和菓子店「湯沢屋」がタッグを組み、互いの技術と伝統を注ぎ込んだ渾身の一品。
特筆すべきは、この餃子饅頭の楽しみ方。食事の最後に締めとして味わう”デザート餃子”として設計されており、その意外性と美味しさに思わず笑みがこぼれます。実はお茶のプロでもある「さつき」のオーナー山下さん推薦の玉露との相性は絶品です。
「さつき」×「湯沢屋」歴史と革新の出会い
餃子の街から世界へ
「さつき」は宇都宮餃子会加盟店として、定番の餃子の他に、ビーガン餃子、ハラール餃子等、多種多様な約10種類の餃子を製造販売する人気店。
代表の山下さんは、訪日外国人を含む観光客に餃子以外にも栃木の魅力を伝える菓子の開発を模索していました。全国から参考商品を取り寄せる中、日光「湯沢屋」の試作品と出会い、その美味しさに感動。宇都宮の餃子と日光の銘菓が同時に楽しめる究極のおもてなしとして「餃子饅頭」が誕生しました。
220年の歴史と現代感覚
「湯沢屋」は世界遺産・日光で創業1804年の老舗和菓子店。代表銘菓「元祖日光酒饅頭」は東照宮・輪王寺・二荒山神社の御用菓子として、また大正天皇日光御用邸にも献上された格式高い銘菓です。
現社長は7代目、そして都内で洋菓子の修業をした次期8代目の高村祐太郎さんが帰郷し、和と洋の融合に挑戦。「三種の餡・特製焼菓子【三猿】」に続き、今回の「餃子饅頭」を担当しました。
「餃子饅頭」の魅力
餃子の形をした「餃子饅頭」は、餃子でも饅頭でもない、全く新しいカテゴリーの焼菓子です。
バターを餡と生地に贅沢に使用した独創的な味わいは、和菓子の風味を持ちながらも洋菓子のリッチさを感じさせる一品。生地は月餅とサブレを参考に、スチームコンベクションオーブンを使用して焼き戻りがしっとりするように仕上げています。食事の締めのデザートに食べていただきたい贅沢な逸品です。
名前の由来は「さつき」と言えば餃子、「湯沢屋」と言えば饅頭。商品名はすんなりと「餃子饅頭」に決まりました。
歴史と文化をつなぐ – 日光街道が結ぶ二つの町
「さつき」のある宇都宮市徳次郎町と、「湯沢屋」のある日光市下鉢石町は、歴史ある日光街道で繋がっています。日本橋から数えて17番目の宇都宮宿、18番目の徳次郎宿から21番の針石宿、終点の日光坊中へと続く街道沿いには、文化遺産である日光杉並木街道が広がります。2025年は「日光杉並木植樹400年」の記念すべき年。「餃子饅頭」を通じて栃木の食文化だけでなく、豊かな歴史文化にも触れていただければ幸いです。
販売情報
提供店舗
宇都宮餃子さつき徳次郎本店にて好評販売中。
・餃子饅頭と静岡・岡部の水出し玉露セット【和の雅】400円（税込）
・バスツアー向け特別御膳
宇都宮餃子さつき徳次郎本店
営業時間：11：00 ～ 17：00 ※休憩時間はなく通し営業、17時以降営業の時も有。
定休日：水曜（元旦除く）※定休日は予告なく変更になることもございます。事前にお問合わせください。
駐車場：有
※バスツアー（団体）を受付しており、一般のお客様が入れないこともございます。また、食事の提供が遅れることもございます。事前にお電話をいただけましたら予約状況や混み具合をお伝えいたします。
オンライン販売
2025年5月下旬より販売開始予定
法人向け販売窓口
企画、販売：宇都宮ケーブルテレビ株式会社 コンテンツ事業部
メール：info@aruyo22.jp
まとめ
餃子と言えば食事、饅頭と言えばおやつ・・・という常識を覆す「餃子饅頭」。一度食べたら忘れられない、そんな魅力にあふれた新感覚スイーツです。
栃木を訪れる際は、ぜひ「さつき徳次郎本店」に立寄って、新たな栃木名物「餃子饅頭」をいち早く味わってみてください！
