貴重なハイブリット野菜『ねぎにら』で餃子を作る!《レシピもあるよ》|編集ブログ#33

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栃木県宇都宮市にある市塙農園では、ハイブリット野菜『ねぎにら』を作っています。
栃木県農業試験場で開発された野菜『ねぎにら』は、今では生産量が少なく非常に貴重な野菜になりました。

『ねぎにら』は“新里ネギ”と“ニラ”の交配種として誕生。
シャキシャキとした食感と、新里ネギから受け継いだ甘みと、ニンニクの風味がマッチして、料理の美味しさを際立たせてくれる野菜です。
しかも、美味しいだけではなく、栄養価も高いんです!
鉄分」はニラの2倍!!「カロテン」はなんと3倍!!!
まさしく健康に良いハイブリット野菜、『ねぎにら』!

生産者である、ねぎにら農家「市塙農園」の市塙さんは、2019年6月に日本テレビ【満天☆青空レストラン】で『ねぎにら』が紹介されテレビに出演。
レストランやプロのバイヤーに『ねぎにら』を販売し、美味しさを認めてもらいました。…が「ねぎにら」は何といっても育てるのがめちゃくちゃ大変な野菜なんです。
「ニラ」は1年に7回ほどの収穫があるのに対して、『ねぎにら』は3年で5回しか収穫できません。
大変生産量が少ない品種なのです。
そのため、ほとんどの農家が作らないのが現状で、市場には出回りません。手間暇を考えるとまったく儲からない野菜なのです。
市塙さんも、一時作るのをやめようと考えましたが、今も『ねぎにら』を作り続けています。
やめられないのはねぎにらへの愛情があってこそ。
ここまで惚れ込んだのは、やはり野菜としての美味しさ(旨味)が素晴らしいことなんだそう。
この『ねぎにら』を是非知ってもらい、みなさんに食べて欲しいと心から願います。

私も『ねぎにら』大好きなのですが、栃木県内でもスーパー等では販売しておらず、探しても手に入りません。ただ一度でも食べてみればわかります!「ねぎ」とも「ニラ」とも違う美味しさと旨味が『ねぎにら』にはあります。

『ねぎにら』は、見た目は「ニラ」に近いのですが、風味はニラよりもニンニクという、餃子に使われるために生まれてきたかの如く。今回はその貴重な『ねぎにら』を使い、餃子を作ってみました。

市塙農園のねぎにらで餃子作り_ねぎにら
見た目は全くニラですが香りはニンニクです!

『ねぎにら』を細かくカットします。

市塙農園のねぎにらで餃子作り_きざまれたねぎにら
食感を残したいので大き目のざく切りに。

今回はスーパーで販売されている餃子用のみじん切り野菜を入れちゃいます。

市塙農園のねぎにらで餃子作り_ぎょうざのたねづくり1
みなさんはキャベツ派?白菜派?

豚挽肉をドサッと。

市塙農園のねぎにらで餃子作り_餃子のたねづくり2
鶏でもよし!なんでもいいんです。どーせ美味しくなるから。

出来る限り手は使わず、道具で混ぜます。
手でこねると肉に熱が伝わるのでよろしくないようです。

市塙農園のねぎにらで餃子作り_ねぎにら多めなぎょうざのたね
ねぎにら多めです。それがいい。

いい感じになりました。

《今回のレシピ》
・ねぎにら 250g
・餃子用みじん切り野菜(キャベツ、ニラ) 210g
・豚ひき肉 300g
・醤油 大さじ2
・酒 大さじ2
・塩 小さじ1
・ごま油 小さじ1
・にんにく 小さじ1
・生姜 小さじ1
・砂糖 少々
・コショウ 少々

野菜460gで肉が300g。野菜と肉の割合は6:4。
『ねぎにら』が全体の約33%。
バランスがいい割合だと思います。
餡を包んでいきましょう!

市塙農園のねぎにらで餃子作り_餃子包み完成
たくさん作ってもすぐになくなっちゃうのが餃子の儚さ。

手作りなので包み方はバラバラ。

皮はスーパーで販売されている大判がオススメ。
餡の入れ方にもよりますが1袋では全部が収まらないくらいです。

待ちきれないので焼ましょう!

市塙農園のねぎにらで餃子作り_餃子を焼きましょう
ゴマ油を敷いたフライパンに並べて、お湯を入れて蒸し焼きにします

今回はごま油で焼きます。
冷凍餃子でなく包み立てなので、あっという間に完成!!!!

市塙農園のねぎにらで餃子作り_餃子が焼けました

待ちきれない(?)面倒(?)なので、そのままフライパンをテーブルに運びます。

市塙農園のねぎにらで餃子作り_いただきます
いただきます!

やはり美味しい!
ニラの風味もあり、ニンニクの味わいもあり、野菜と肉が混ざりあっていて…これこそ家庭でしか作れない餃子。チューブのにんにくと生姜も入れていますが、ハイブリット野菜の『ねぎにら』がいい味を出しています。

タレなしでも旨いが、ご飯と一緒に食べるならタレ付きで食べるとご飯がすすむ。とまらない。
『ねぎにら』を使い王道の家庭の餃子を作ってみませんか?

『ねぎにら』たっぷりの餃子は、餃子屋さんや工場で作ると採算が合わず出来ません。
家庭で作るしか方法がないです。『ねぎにら』を贅沢に使えるのは家庭だけ。

今回は、餃子用みじん切り野菜を使いましたが、野菜全部『ねぎにら』で、『ねぎにら』460gと豚ひき肉300gもありだと思います。プレミアムな餃子が出来そうです。
次回、やってみようかな。

市塙農園の『ねぎにら』は、採りたてを生産者直送でお送りします。
それも、ねぎにらをカットせず新鮮な状態でお送りします。
今年も収穫シーズンを迎え、3月末より販売がスタートされました!

美味しさも栄養も満点の『ねぎにら』をお取り寄せして、自分好みの餃子を作ってみてくださいね!