9月中旬、日光に行きました。
秋の気配を感じるこの頃、なんだか無性に湯波が食べたくなり、我慢できずに「日光湯波 ふじや」に。
ふじやは、東武日光駅から日光東照宮へ続くメインストリートにあります。
ここの通りは駅側から拡張整備工事が行われていて、だいぶ道が広がり、きれいに整いつつあります。
拡張整備工事に伴い、店舗建替工事をおこなっていましたが、2023年4月28日より新店舗で営業を開始しています。
新しくなった「日光湯波 ふじや」
店舗前の歩道はまだ完成しておらず、近所も建替中の店舗があります。
ここ最近でこの辺りの眺めもだいぶ変わりました。
「日光湯波 ふじや」の新しい店舗です。
以前の店舗写真です。
看板は以前のものと変わらず。歴史と趣を感じます。
さて、店舗に入ってみましょう。
以前の店舗内の写真です。既に懐かしい。
新店舗はすっきりと落ち着いた雰囲気に。
歴史の重みがありながらも、入りやすい今どきのお店へと生まれ変わりました。
店舗に入ってすぐ右には大きな日光杉が飾られています。
説明があり、350年余り年輪が数えられると書いてあります。
サイズは測っていませんが、直径2メートルはあるような感じがします。
販売の湯波商品は変わりません。変わらなくていいんです。
ショーケースには、何と言っても定番人気の「揚巻湯波」が並んでいます。
調理が必要ですが、その分、各ご家庭の味にできる歴史ある商品です。
是非、母から娘へではないですが、歴史ある揚巻湯波の作り方、母の味を伝授してください。
揚巻湯波は日光や鬼怒川のホテルなどで料理として提供されていたり、専門の飲食店などもあります。
以前、日光の穴場スポットとしてオススメのランチも紹介しました。
ふじやがある国道は、東武日光駅やJR日光駅から歩いて日光東照宮へ行く道にあります。日光のメインストリートです。
今年、2023年7月15日には、東武鉄道が浅草~日光・鬼怒川方面をむすぶ新型特急「スペーシア X(エックス)」が登場しました。特別座席などがありHPを見ると今すぐ乗りたくなります。
そのため、歩ている人は日本人ももちろんいますが、外国人の観光客がとても多いです。
そのため、ふじやでは気軽に湯波を食べたい観光客向けに「日光贅沢ゆばちっぷす」や「日光ゆばクッキー」等を用意しています。
「日光贅沢ゆばちっぷす」は製造量が少ない為、残念ながら現在ネット販売はしておりません。
是非、日光へ行った際は新店舗のふじやで購入してみてくださいね。
この道を歩くと、以前は老舗店で商品を買い、持ち帰り自宅で食べるイメージがありましたが、最近は店舗内で食べたり、買ってすぐ食べることができる商品が増えています。
新店舗も増えており、これからも街が変わっていくのでしょうか。訪れるたびに新しい発見があります。日光はいつ行ってもワクワクさせてくれてます。
ふじやの今と昔
約10年前にふじやを取材した時の工場内で湯波作りの写真があります。
日光ではあげるとき金串を使いますが、細い串を薄皮の中央に入れてすくい上げますので、串から両側にたれ下がったゆばがくっついて一枚となります。従って二枚分の厚さになり両面とも表ということになります。
京都では竹串を使い、皮のはじのほうをつまんであげますので、重ならずに一枚で表と裏ができます。
ですから、日光ゆばは京都ゆばより倍の厚さになっております。
日本でゆばの産地は「日光」と「京都」ですが、それぞれ製法が異なり、漢字も異なります。
「日光」では「湯波」、京都では「湯葉」。
前述の通り、京都は一枚仕立て、日光は二枚仕立ての製法ですので、日光湯波は京都湯葉より倍の厚さということになります。
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湯波の美味しい調理法も掲載しているので、ぜひご覧ください。