日光の穴場スポット・憾満ヶ淵「化け地蔵」オススメランチもご紹介!

栃木県の日光市と言えば、関東有数の観光スポット。

日本を代表する世界遺産である「日光の社寺」や、日本三名瀑に数えられる華厳の滝以北の奥日光には、国内からのみでなく、海外からもたくさんの観光客が訪れる、世界的に注目されている人気のスポットです。

今回は、栃木を代表する観光地「日光」の、ちょっと珍しいスポットをご紹介します!

まず、ご紹介するのは【憾満ヶ淵(かんまんがふち)】(Kanmangafuchi Abyss)

日光街道を日光東照宮方面へ進み、神橋(しんきょう)を越え、大谷川(だいやがわ)沿いの細い道を上流方向へ進んで行き小さな橋を越えまた少し行くと 憾満ヶ淵の案内板にたどり着きます。

日光憾満ヶ淵案内看板
Kanman-ga-fuchi Abyss “淵”と”アビス”が被っているような…
日光憾満ヶ淵への道
4月下旬まだ桜が咲いていました
日光憾満ヶ淵慈雲寺入口
雰囲気のある門が現れました

現れた門は、慈雲寺(じうんじ)というお寺の入り口。
木々と石壁に囲まれた門をくぐり、苔むした地面に風情を感じながら進むと、本殿とお地蔵さまの赤い帽子が見えてきました。

日光憾満ヶ淵慈雲寺手前の苔群
苔好きにはたまらない場所です
日光憾満ヶ淵慈雲寺本殿
慈雲寺本殿。洪水で流失された後、復元されています

並んだお地蔵さまとその前を流れる川、不思議で神秘的な光景です。

日光憾満ヶ淵並び地蔵
優しいお顔のお地蔵様が並んでいます
日光憾満ヶ淵並び地蔵前の大谷川
お地蔵様の前を流れる大谷川

化け地蔵と呼ばれる地蔵群が奥まで並んでいて、その目の前を大谷川がごうごうと流れています。
美しい景観と、不思議な雰囲気をまとった場所、憾満ヶ淵。

化け地蔵という言葉から怖さを感じる方もいるかもしれませんが、怖い場所ではありません。
本来の名前は並び地蔵といい、1902年の洪水で親地蔵と他の地蔵がいくつか流されてしまい、数えるつど数が違うというところから、いつしか化け地蔵と言われるようになったそうです。

日光憾満ヶ淵並び地蔵2
ずらっと並んだお地蔵様

日光東照宮からそう離れてはいませんが、訪れる人は多くはなく、静かに自然を感じることができるネイチャースポットです。奥に進むほど、濃い自然と美しい景観が臨めます。

日光憾満ヶ淵奥の大谷川
川の澄んだ深い青、この色はなかなか見れません

道が舗装されてはいませんので、歩きやすい靴で訪れてください。
周りに気を付けて、お地蔵様の数を数えながら奥まで進んでみてくださいね。

日光憾満ヶ淵の足元
足元はこんな感じ
日光憾満ヶ淵危険を伝える看板
ヤマビルに注意!

季節や天気、時間よっても雰囲気が変わる場所だと思うので、いつ行っても新しい発見がありそう。
私が訪れた時は雨が降っていましたが、雨でも映える場所だと思いました。
雨でも楽しめる場所というのはとても重要だと思います。
個人的に、苔が青々しくなる夏と、紅葉が美しい秋にまた訪れたいと思いました。

憾満ヶ淵

〒321-1415 栃木県日光市匠町
東武日光駅・JR日光駅より徒歩40分
お車でお越しの方には含満公園前に駐車場があります

私が訪れた際はまだ運休中でしたが、「日光グリーンスローモビリティ」という低速電動モービルの停留所がありました。
駅から少し離れた狭い道の多い西町近辺を、観光しやすいようにと小さめの電気自動車バスが運行しているようです。
2023年4月26日から11月23日まで運行するそうです。
また、駐車場の奥では公衆トイレの建て替え工事が行われていました。
5月末には新しい公衆トイレができるようです。

日光グリーンスローモビリティの停留所

さて、旅の楽しみひとつと言えば美味しいご当地料理。
日光で食べたいものと言えば…やはり「ゆば料理」ではないでしょうか。
ちなみに…日光のゆばは「湯波」、京都のゆばは「湯葉」です。

日光駅の前から神橋まで続くメインストリートには様々なお店が立ち並んでいます。
神橋の少し手前、バス停鉢石町(はついしまち)の目の前にあるお店「ゆば料理 さん・フィールド」さん。

日光でゆば御膳が食べられるお店・ゆば料理 さんフィールド

こちらのお店では、湯波の老舗「日光湯波 ふじや」さんと「日光ゆば 元祖海老屋」さんのゆばを使った「ゆばの御膳」が食べられます。

日光ゆば御膳・さんフィールド入口のメニュー
お店の前にメニューがありました

ゆばの御膳 2,200円
この辺りのゆば料理屋さんとしては、リーズナブルな価格で思う存分ゆばが食べられるお店です。

お店の奥に広い駐車場もあります。(約20台)
平日でしたが、ちょうどお昼時だったので満席。3組ほど並んでいました。

日光ゆば御膳・さんフィールド駐車場看板
広い駐車場もあります
日光ゆば御膳・さんフィールド入口
人気のお店でお昼時は並びます

少し待ち、席に案内され御膳を注文。ほどなくして目の前にゆば御膳が登場です!

日光ゆば御膳・さんフィールドのゆば御膳
圧巻のゆば御膳!

ごはん以外、ほぼゆば。これぞまごうことなきゆばづくし。

日光ゆば御膳・さんフィールドのゆば御膳、メインの福ゆば
福ゆば味がしみしみで美味しい~
日光ゆば御膳・さんフィールドのゆば御膳、先付け的な小皿
真ん中の串ゆばは不思議な食感

こちらのゆば御膳でも使用されている「日光湯波 ふじや」さんの湯波は産直通販あるよでご紹介中。
ご自宅でも日光の味を味わうことができます。

最後にご紹介するのは【渡邊佐平商店

日光の醸造元、渡邊佐平商店外観
めちゃくちゃ趣ある外観です

渡邊佐平商店は日光市の今市にある、天保13年(1842年)創業の日本酒と焼酎の醸造元。
外観から店内の至る所に歴史を感じます。

日光の醸造元、渡邊佐平商店入り口横の酒樽
酒樽ってなんでこんなに様になるんでしょうか
日光の醸造元、渡邊佐平商店店内
木のぬくもりを感じる店内
日光の醸造元、渡邊佐平商店店内2
長い時間を重ねて作られた空間
日光の醸造元、渡邊佐平商店日光酒蔵仕込み水サイダー
お酒だけでなくサイダーもあります

実は栃木県、蔵元が多くある件なんです。栃木の気候が酒造りに適しており、豊かな自然から生まれる良質な水を活かし、各地で地酒が作られています。

渡邊佐平商店では「純米醸造酒こそ本来の地酒である」と考え、造るお酒の約90%が「純米醸造酒」!純米率栃木県No.1の蔵元です。

さらに酒蔵見学も通年で行っていて、普段見ることのできない酒蔵内部を案内しながらお酒について色々なお話を聞くことができます。
※酒蔵見学は完全予約制です。公式サイトにてご確認ください。

渡邊佐平商店

〒321-1261 栃木県日光市今市450
<営業時間>8:00~18:00 ※お盆と年末年始休業あり
電車でお越しの方:東武下今市駅・JR今市駅から徒歩8分
お車でお越しの方:日光宇都宮道路今市インター

また【渡邊佐平商店】は産直通販あるよにて通販サイトリニューアルオープンいたしました!
ぜひチェックしてくださいね!

今回は日光のちょっと変わった観光スポットと、オススメのゆばランチのご紹介をしました。
日光に行ったらぜひ行ってみてくださいね!

日光のど真ん中スポットの記事もあるよ!

こっちもみてね

日光のど真ん中スポット
東照宮と田母沢御用邸

\新名物?ニッコーラも!/