山川農園さんに打合せに行ったとき、テーブルの上に何気なくあった売り物でないイチゴ1パック。
イチゴが私を待っていたかのように、山川さんから「持って帰ってください」と。
完熟で粒が赤い美味しいイチゴありがとうございます。
一般的には見て目で、イチゴの粒が赤色の方が完熟度が高く甘い。
ただし、産直通販では完熟し過ぎると発送時に痛みが出やすいので、程よい完熟が多い。
スーパー等の流通経由でのイチゴは、発送や日持ちを考え完熟前のイチゴが多い。
家で食べようとした時、よーく見るとイチゴの詰め方がいつもと違う。
なぜか上向きで詰めてあります。
お茶目な山川さんのことだから、小さいサイズだけお遊びで詰めたのかと思いました。
でも、気になるなー。詰め方が。
ネットで調べると、日持ちする保存方法のようです。
さすが山川さん。知りませんでした。
この詰め方は、発送には向かない詰め方なので、あくまでも自宅等で保存する方法です。
通販で購入されたイチゴの場合、クール便(冷蔵)で届くのがほとんどだと思われます。
なので、受取後も冷蔵保存がオススメです。
保存時は、洗ったり、ヘタを取ったりすると痛みが早まりますので、必ず食べる直前に洗って、ヘタを取ってください。
洗ってからヘタを取る順番も大切です。先にヘタを取って洗うと栄養が減ります。
そして、今回のポイント。
「ヘタを下にして、先端を上向きにする」
理想は、スペースがあれば、いちご同士が擦らないよう離すのがベスト。
更に、アルミホイルを活用すれば、乾燥を防ぎ、光を遮断します。
アルミホイルを敷いた上にイチゴを並べて、上からもアルミホイルをかぶせるとより良いようです。
イチゴは光に弱く、日光はもちろん照明でも熟成が進み、痛みが出やすくなり黒くなります。
イチゴの加工品のジャムが黒くなるのは光の影響が大きいです。
ヘタを下にして置くのは、ヘタ側の方が重いため、ヘタを上にすると圧力が掛かり痛むそうです。
イチゴの甘さは、ヘタ側より先端の方が甘い特徴があります。
畑でイチゴが生育した時、先端が下なので甘さが先端に落ちるので甘いとすると…
ヘタを下にすると甘さも落ちてヘタ側が甘くなる?!…のかどうかは謎ですが。
①自宅で保存する時は、「ヘタを下にして、先端を上向きにする」
②食べる直前にイチゴを先に洗ってから、ヘタを取る。
③理想はイチゴが擦らないようにして、アルミホイルで光を遮断する。
ぜひ、試してみてください。
山川農園さんでは美味しいイチゴを販売中です。
イチゴの旬を春と思われている方が多いかもしれませんが、実は春はシーズン終盤。
今シーズンが終わる前に栃木の美味しいイチゴを食べてください。