平家の歴史が息づく日光市の湯西川温泉で毎年開催されている、幻想的な雪の祭典「かまくら祭」に家族で訪れてきました。澄んだ冬空の下、雪と灯りが織りなす美しい光景は、小さな子ども連れでも楽しめる冬の絶景スポットです。
800年の歴史を持つ湯西川温泉
湯西川温泉は栃木県日光市に位置し、800年以上の歴史を誇る平家ゆかりの温泉地。宇都宮からは今市、鬼怒川温泉、川治温泉を経由して約60分のドライブで到着します。

日本夜景遺産認定「湯西川温泉かまくら祭」

このお祭りは2023年に「関東三大夜灯」・「栃木七灯」に認定されており、日本夜景遺産としても名高い冬の風物詩となっています。
湯西川温泉かまくら祭は、かまくらを楽しめる会場が2カ所ありそれぞれに特徴があります。
【期間】2025年1月31日(金)~2025年3月2日(日)
【会場①】沢口河川敷
【入場料】無料
【時間】17:30~21:00
※期間中の金土日のみ
※19時以降はかまくらに近づいての鑑賞が可能
【アクセス】栃木県日光市湯西川
ミニかまくらに灯りがともされ幻想的な景色が楽しめます。
【会場②】平家の里
【入場料】大人510円、小中学生250円
【時間】9:00~21:00(最終入場20:45)
※ミニかまくらライトアップは17:30~21:00
【アクセス】栃木県日光市湯西川1042
雪化粧のかやぶき屋根の古民家がある園内でミニかまくらや大型かまくらが鑑賞できます。
家族連れの体験談
今回は、1歳と4歳の子どもと一緒に「沢口河川敷」を訪れました。駐車場から会場までは少し歩きます。駐車場は会場の付近に臨時駐車場が用意されていました。
雪が解けてシャーベット状になった道には長靴が必須。残念ながら子どもたちがお腹を空かせてしまい、最高の鑑賞ポイントである橋まで行けなかったものの、幻想的な雪景色の一端を楽しむことができました。

会場は非常に混雑していましたが、あともう少し待てば完璧な夜景が見られたはず。次回はタイミングを考えて訪れたいと思います。
子どもと一緒に雪遊び「水の郷スノーパーク」

「湯西川 水の郷」ではかまくら祭とほぼ同時に「水の郷スノーパーク」を開催しており、子どもが思いっきり雪遊びを楽しむことができます。
「湯西川 水の郷」から「水の郷 スノーパーク」へは大つり橋を渡ります。向かう道中は子どもにとってスリル満点。大人も子どもも一緒に乗れる大きなそりもあり、家族みんなで楽しめます。平日でも多くの人で賑わっていました。
【営業時間】10:00~15:00(最終受付14:00)
【料金】中学生以上1200円、小学生以下(4歳以上)600円
※ソリ遊び代・ソリレンタル代込み、日帰り温泉付き
入場料が高いように感じるかもしれませんが、日帰り温泉付きの料金だと考えるとお得です。雪遊びのスコップは100円でレンタルでした。
「湯西川 水の郷」は湯西川温泉郷にある観光スポットで、食堂や売店の他に、日帰り温泉と無料の足湯も楽しむことができます。
【アクセス】栃木県日光市湯西川473-1
【営業時間】
《食堂》11:00~15:00(L.O.14:30)
《売店》10:00~15:30
《温泉》10:00~19:00(最終受付18:00)
【日帰り温泉料金】
中学生以上(日光市民以外)700円、※日光市民は300円
小学生(日光市民以外)350円、※日光市民は150円
食堂には名物の「そば」のほか、「ダムカレー」があり、売店にはご当地のお土産「平家最中」を発見しました。
帰り道に立ち寄りたいスポット
帰り道に立ち寄るとしたら、今市市内にある「日光ランドマーク」がおすすめ。2021年4月にオープンしたこの施設からは日光連山の絶景が楽しめます。

屋上の観覧車がトレードマークの複合商業施設。観覧車にはスケルトンゴンドラもあります。観覧車以外にも子供用の遊具や乗り物がたくさんあります。
【観覧車乗車料】大人(19歳以上)500円、小人(3歳以上)300円
【時間】10:00~21:00
【アクセス】栃木県日光市今市412-1
日光ランドマークのすぐ近くには、1842年創業の造り酒屋「渡邊佐平商店」もあり、歴史ある酒蔵を見学(事前予約要)することもできますよ。

まとめ
湯西川温泉は、幻想的なかまくら祭と子どもも楽しめる雪遊びスポットがあり、家族連れにもぴったりのスポットでした。帰り道の観光施設も含め、冬の日光エリアは見どころ満載です。旅行計画に、ぜひ湯西川温泉を検討してみてください。