生産量・流通量は1%未満の国産紅茶、栃木紅茶「烏山製茶工場」物語

産直通販あるよ|烏山製茶工場を深掘り

皆さん、紅茶が日本で作られていることをご存じですか?
国産の紅茶は生産量・流通量はなんと1%未満。
近年注目されてきている超希少な国産の紅茶「和紅茶」、じつは栃木県でも作られています。

とちぎ生まれの和紅茶

栃木県で茶葉を作り、自社工場で紅茶を作っているのが那須烏山市にある「烏山製茶工場」。

烏山製茶工場の清水さん親子

清水さん親子(敬一さん、和行さん)は、「栃木の気候風土に合った紅茶づくり」と「雑味のない優しい味わいの紅茶づくり」をコンセプトに、無農薬で丁寧に栽培したやぶきた茶葉を、丁寧に製茶することによって雑味やえぐみのない優しい味わいの紅茶をつくっています。

清水さんたちが紅茶作りを始めた物語を新聞記事から見てみます。

1999年7月10日の下野新聞記事

【1999年7月10日:下野新聞】
1997年に地元産の茶葉を使い紅茶の製造に着手。
1999年に紅茶の販売を開始。
独特の香りと甘味が特徴。
飲みなれた一般的な輸入品とは、違った味わい。
「地域の特産品として、町おこしにもつながってくれれば」と。

1999年8月28日の日本経済流通新聞記事

【1999年8月28日:日本経済流通新聞】
「茶の生産農家も減る一方、製茶の需要も落ち込み、一時は工場をたたもうかとも考えた」と。
1997年に心機一転して紅茶づくりにチャレンジ。
1999年5月に販売開始。
一番茶だけでなく、二番茶、三番茶を使い農家の収入増も考えた。
また、長男が後継者として名乗りを上げた。

2011年10月21日の京都新聞記事

【2011年10月21日:京都新聞】
清水さん親子が、京都の宇治茶の主産地の一つである「南山城村」の茶農家に紅茶作りを指導。
茶農家7人や村職人でつくる「南山城紅茶プロジェクト(中窪耕司会長)」が、茶の可能性を広げようと結成。
ノウハウを学ぼうと清水さん親子に依頼。

この時、清水さんからノウハウを学んだ中窪さんが作る紅茶はこちら→中窪製茶園

是非、清水さん親子が作る栃木産紅茶「那須野紅茶」を飲んでみてください。
市販の一般的な紅茶とはひと味違う味わいの和紅茶が楽しめます。

那須野紅茶購入サイトへのリンク画像
栃木生まれのほうじ紅茶購入サイトリンク画像

《宇都宮ネタ》
栃木県宇都宮市は1世帯当たりの紅茶の年間消費量が全国1位になったことも。
ランキングは県庁所在地と政令都市を対象に2008年~2010年の3年間の平均値。

《今日は何の日》
紅茶の日はいつ?11月1日です。