栃木はいちごのイメージが強いと思いますが、実は梨の生産量も全国TOPレベル!
栃木で作られたオリジナルの品種もあるんです。
今回は、まもなくシーズンを迎える栃木県産の”梨”について色々とまとめてみました!
日本有数の梨の産地・栃木県
栃木の梨の生産量
2023年の梨(日本なし)の生産量で栃木県は…全国でなんと第3位!!
TOP3は1位千葉県、2位茨城県、そして、3位に我らが栃木県です!
栃木はいちごだけじゃないんです!梨もたくさん作っています!!
ちなみに、個人的に梨のイメージがあった鳥取県は6位でした。
栃木県では、宇都宮市、芳賀町、大田原市を中心に、「幸水」や「豊水」をはじめ、「あきづき」「新高」など、栃木県のオリジナル品種「にっこり」「おりひめ」など多彩な品種を栽培しています。
栃木の梨の主な品種と特徴
暑い夏の楽しみは「完熟梨を食べること」!
露地栽培の梨は8月のお盆前後に収穫が始まります。
完熟梨を味わうことは時期的にも熱中症対策にピッタリです。
夏から秋にかけて旬を迎える梨ですが、様々な品種があり、なんとその数は50種類以上あるとも言われています。
甘くてみずみずしい「完熟梨」には、それぞれに特徴があり、老若男女で好みが分かれます。
50種類以上あるといっても市場・スーパー等にでる6割~7割は「幸水」と「豊水」です。
幸水と豊水がよく見かけるのは、生産量が多いということはもちろん、誰もが認める梨の味だからでもあります。
一番人気「幸水」
やはり一番人気なのは「幸水」でしょう。
幸水の収穫はお盆前後から始まって、8月末には終わりを迎えます。
果汁が豊富でみずみずしく、糖度が高く甘さが際立っています。
これぞ梨の王様で爽やかさ、シャリシャリでジューシーな味わいがたまりません。
酸味が少なく、男性や子どもに大人気です。
バランスの良い「豊水」
幸水の次に収穫され、人気なのが「豊水」。
9月に入ると収穫が始まりますが、収穫期間は1週間~2週間と短めです。
糖度が高く果汁が豊富で濃厚な味わいが楽しめます。
甘みと酸味のバランスがよく、ジューシーな梨は女性に人気があります。
人気種のハイブリッド「あきづき」
「あきづき」は新高と豊水と幸水を交配した品種で、それぞれの優れた部分を併せたスペシャルな梨。
高い糖度とやや柔らかな食感が魅力の梨です。
幸水や豊水に比べると少なめではありますが、近年スーパー等でも見かけることが多くなってきている品種かと思います。
第3の梨「新高」
「新高」は幸水、豊水に次いで生産量の多い赤梨です。
平均サイズが450~500gと大きいのが特徴で、大きく育ったものは1kgほどになることもあります。
芳醇で濃厚な甘さと香りがある、酸味の少ない梨です。肉質は柔らかめで、甘い果汁がたっぷり。サクサク、シャリシャリ食感の梨です。
栃木県では、9月後半に「あきづき」と10月初旬に「新高」を生産している梨園が多く、順番に収穫となります。
栃木で生まれた梨「にっこり」
そして、あるよあったよ編集部がもっともオススメしたい梨!
栃木県で開発されたオリジナル品種「にっこり」梨です。
豊水と新高の掛け合わせで生まれました。
「にっこり」は、世界に誇る観光地「日光」と、中国語で梨を「リー」と呼ぶことから「にっこり」と名付けられました。
また、「食べてにっこり、作ってにっこり」の想いも名前に込められています。
特徴は新高由来の大きさ!
平均サイズが650g~850gで、親の新高よりも大きく育ちます!
1kgクラスの梨もたくさん収穫され、なかには1kg越えの梨も!!
糖度が高く、シャリっとした食感とジューシーな味わい。
秋の季節に食べるにっこり梨は夏とはまた違った味わいが楽しめます。
収穫時期は10月中旬~11月下旬と長く、貯蔵性に優れています。
涼しいところに保管すればお正月でも楽しむことができる梨なんです。
栃木県が開発しただけに、栃木県の土地、天候(日照時間の長さ)、夏は暑く冬は寒いといった寒暖差が「にっこり」の栽培に適しているとされています。
大きく、糖度もあり、日持ちもする。黄金色が綺麗で、縁起が良いともいわれており、お歳暮の贈り物にもオススメの品です。
栃木の梨の収穫時期
人気の梨園は、収穫前に予約受付をするところが多く、収穫前に予約分で売り切れてしまうことも。
また、毎月異なる品種が送られてくる定期便を受け付けてくれる梨園もあります。
購入の手間も省け、買い忘れもないので梨好きの方に好評です。
確実に美味しい梨をGETしたい場合は産直通販あるよで事前予約がおススメです。
梨の美味しい食べ方
梨は冷やしてそのまま食べるのが美味しいです。
しかし、冷やしすぎるとあまり甘みを感じなくなってしまうため、食べる1~2時間ほど前に冷蔵庫に移して食べると一番甘くて美味しく食べることができます。
切り方は、りんごと同じ「くし形」がおなじみですよね。皮の近くがに甘みが集まっていますので、できるだけ皮は薄く向くのがポイントです!
普通は皮は剥いて食べますが、皮つきで食べる方もまれにいます。
実際、皮を食べても問題はありません。皮ごと食べると栄養や甘みをそのまま食べられます。
その時は、水洗いしてから食べてください。
あと、数年前に全農広報部がオススメしていた『スティック型』が斬新でした。
梨、よくある"くし形"もよいですが
— 全農広報部【公式】日本の食を味わう (@zennoh_food) August 25, 2021
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│ ク │
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も食べやすいです!
※皮も食べられます(気になる方は剥いてください) pic.twitter.com/pxGDU1p4yL
是非、お試しください。
美味しさを保つ梨の保存方法
梨は品種により日持ちが異なりますが、基本、手元に届いたら早めに食べてください。
収穫時が完熟状態なので、購入したらすぐに冷蔵庫や冷暗所に保存してください。
オススメは冷蔵保存です。常温より冷蔵の方が日持ちします。
冷蔵保存の理想は、梨の水分を逃がさないようにするために、1個ずつラップをしてビニール等の袋に入れるのがベストです。
また、梨は「ヘタを下向き」にして保存します。
梨はヘタの部分から水分が抜けていくため、保存する際はヘタの部分を下に向けて保存してください。
お尻の方が甘みが強いので、逆さまに保存することによって、全体的に甘みが行き渡ります。
産直通販あるよの厳選6店舗
産直通販あるよでは品質・味ともにレベルが高い梨生産者をご紹介しています。
すべて生産者から新鮮な梨を産地直送でお送りします。
表記で【完熟梨】を記載するショップとしないショップがありますが、どの店舗も糖度が高い梨を収穫し発送しております。
まとめ
いかがでしたか?
栃木では色々な種類の梨が作られています!
収穫時期も少しずつ異なるので、時期ごとに異なる梨を楽しむことができるんです。
好みの梨を見つけてみてくださいね!
栄養価も高くて美味しい梨のシーズンはこれから!
今年は栃木の美味しい梨をたくさん食べて、暑い夏を元気に過ごしましょう!