待ちに待った”いちご”のシーズンがまもなく到来です!
いよいよ12月からシーズンを迎える”いちご”について、色々とまとめてみました!
編集部厳選のイチゴ園のご紹介や、いちごについての”Q&A”もあります!
いちご王国・栃木県
栃木県は「いちご王国」です。
栃木県は昭和43年(1968年)からいちごの生産量日本一を維持し続け、2018年に50年連続日本一となりました。その年の1月15日に「いちご王国・栃木の日」を宣言したのです。
そこから4年の2022年現在、54年連続日本一と記録を更新し続けています。
ちなみにこれは、よくある断トツの1位ではなく、全国シェアはこれまで15%前後での1位。
各都道府県でご当地いちごが頻繁に誕生し、作られています。その中での54年連続一位ということは数字以上にスゴイことなんです!!
また、栃木県の名物、有名な食は何?の質問に、必ず”いちご”が入っていることが何よりの証明でしょう。
県内のいちご生産者、行政、関係団体が一丸となり、王国のブランド確立に力を注いでいることが、栃木県を”いちご王国”と知らしめる所以なのです。
栃木のいちごが美味しい理由
恵まれた気候
栃木の冬は、晴れ間が多く、夜間は冷え込みます。
とにかく晴れが多いので、日中は暖かいのですが、夜間は放射冷却によりがくんと冷え込みます。
いちごは、光合成量を増やすことで甘くなります。光を浴びて甘くなるのです。
しかし、ずっと気温が高いと光を浴びて甘くなる前に熟れてしまいます。
光を沢山浴びながらも、低い気温となることができる栃木の気候が、美味しいいちご栽培に適した気候なのです。
また、素晴らしい品種があることや、栽培経験の歴史が長くあり、データが蓄積されていることも大切なポイントとなります。
2008年全国初となる、いちごの総合的な研究開発拠点「いちご研究所」が誕生しました。
「いちご研究所」では、いちご王国・栃木のさらなる発展を目指し、新品種の開発や、生産・流通・消費について研究をしています。
恵まれた気候と自然、いちごに真面目に取り組む姿勢、すべての要素が合わさって、栃木の美味しいいちごが作れられています。
栽培の品種
栃木で主に栽培されている品種は、とちおとめ、スカイベリー、とちあいか、ミルキーベリー、なつおとめ。
とちおとめ
1996年に品種登録。甘みと酸味のバランスが良く糖度も高く味が濃い。長年にわたり人気が高く全国シェア1位。栃木県外でも栽培されている王道のいちごです。
スカイベリー
2014年に品種登録。福岡県のあまおうに対抗した高級いちご。三ツ星いちご(大きい、きれい、おいしい)は、大きく形も良く酸味が少なく上品な甘さのいちごです。
とちあいか
2020年から栽培が開始。年々、生産者が増加傾向。とちおとめと比べると酸味が少なく甘みが濃いいちご。切るとハート型になり見た目も楽しめるいちごです。
ミルキーベリー
2019年から試験栽培。白いいちごは、苗の流通が少なく生産者が少ない。栽培が難しく食べごろの見分けも分かりずらい為、購入できる機会は限られています。
なつおとめ
2011年に品種登録。夏いちごとして主に栃木県北部で夏から秋に掛けて収穫。生で食べても美味しいが主にケーキの素材としてスイーツ業界に需要があります。
どれも美味しいのですが、いろいろな種類があると食べ比べてみたくなるものです。食べ比べ用のセット販売などもよく見かけます。
収穫の時期
「とちおとめ」「スカイベリー」「とちあいか」「ミルキーベリー」の収穫は11月~5月。
「なつおとめ」の収穫は6月~10月。
栃木県は一年間ずっといちごを収穫していいます。
今後の方針
2022年10月に今後のいちごについての新戦略発表がありました!
現在、栃木県の栽培は”とちおとめ”が約8割、”とちあいか”約1割。それを、5年後(2027年)には”とちあいか”8割に逆転させると掲げています。
これは現在主力の”とちおとめ”よりも、10アール当たりの収量が上回るのと、”とちあいか”の苗の提供が栃木県内の生産者限定の為です。
今後、栃木のいちごが、とちあいかに世代交代なるか注目です。
あるよあったよ編集部より
産直通販あるよの厳選8店舗
ベリーズバトン
いちご王国の首都・真岡の幸せの味がするいちご!
《品種》とちあいか
山川農園
家族で他人の手に触れることなく出荷まで徹底管理!
《品種》とちおとめ
長谷川いちご園
たゆまぬ試行錯誤の結晶 大粒で甘い宝石!
《品種》スカイベリー、とちあいか
小野口いちご園
有機栽培にとことんこだわった完熟いちご!
《品種》とちおとめ、とちあいか
ベリーズファン
減農薬はもちろん、最新の機械を使用し、高設栽培!
《品種》スカイベリー
みぶストロベリーファーム
安心・安全ないちご作りの為に天敵農法を採用!
《品種》スカイベリー、とちあいか
ゆいファーム
壬生町七ツ石『完熟の赤色』と『完熟の甘さ』
《品種》とちおとめ、とちあいか
バイテクいちご園
味と品質に自信!バイオ農法で作る極上のイチゴ
《品種》とちおとめ
あるよQ&A
Q:
どのいちご園がオススメ?美味しい?
A:
どのいちご園も完熟の状態で収穫しますので味は一定以上です。朝取りいちごをその日に生産者が直送しますので新鮮ないちごが届きます。
しかし、糖度はどのいちご園も、収穫日・時期により異なります。すべてビニールハウスで栽培していますが、天候(晴れが少ない、雨が多い)により、色・艶・水分・甘さが異なるのが理由です。もちろん肥料や生産者の腕にもよりますが。値段が異なるのは、経営、人件費、手間暇による違いです。
Q:
どの時期がオススメ?美味しい?
A:
一般的には、収穫が11月後半~5月前半となります。
どの時期と言われますと1月中旬~3月前半がいちごの最も旬です。糖度が高くなるのは統計的に2月です。
また、通販の発送が可能なのは寒い時期の12月~3月後半で、店舗によっては4月以降は暑くなり、いちごが痛む可能性があるので発送をしないことが多いです。ネット販売が早く終了するのは発送の問題です。
Q:
どのくらい日持ちしますか?
A:
基本、日持ちしませんので到着後、直ぐにお食べ下さい。
でも、ほとんどのいちご園で、到着日から2、3日、長いと5日、6日は美味しく食べられます。
必ず冷蔵庫か涼しいとこで保管してください。
冷凍した場合は、解凍せずそのまま苺氷やかき氷で食べてください。
いちごは生のまま食べるのが一番美味しいです。
いちご王国・栃木のいちご、シーズンは来春4月頃まで!
これからのいちご王国の発展と、美味しいいちごから目が離せません!!